風呂の効用2009/05/03 17:38

毎日風呂に入る風呂好きもいれば、何日か置きにしか入らない人、シャワーだけで済ます人、温泉好きの人等々、人は様々である。 が、入浴は身体を清潔に保つ事は言わずもがな、以下の如く、他にも幾つか効能があり、心身のストレスの解消には多いに役立つのである。

・ 温熱の作用 : お湯で身体が温まると、血行が促進され、新陳代謝が活発になるので、乳酸を初めとする、体内の老廃物や疲労物質の除去が促されます。 特に 38 - 40℃ のぬるめのお湯には、身体を休ませる副交感神経に働きかけて、血管を開かせ、心身ともにリラックスさせる効果があります。 (お風呂でゆったりとリラックスするには、40℃ 以下のぬるめのお湯にゆったり浸かるのが効果的です。 40℃ 以上の熱めのお湯に浸かると、身体を働かせる交感神経が優位になり、身体は活動モードになってしまうのでお湯の温度に注意が必要です。)

・ 静水圧の作用 : お風呂に入ると、身体全体に圧力が掛かります。 この圧力によって、手や足に溜った血液が心臓に押し戻されることで、血液やリンパ液の循環が促され、筋肉中に溜っている疲労物質も排出され易くなります。 これが、静水圧の作用で、首までしっかり浸かれば、胴回りが 3 - 5 cm 縮むと言われています。

・ 浮力の作用 : お湯に浸かると、浮力で体重が約 1/10 になるため、筋肉に掛かる負荷が減少し、筋肉の緊張が解きほぐされます。 浮力で身体が軽くなると、精神的にもゆったりリラックスし、副交感神経が優位になるため、血管が拡張し、血液の循環が良くなります。

入浴で一日の疲れを癒し、その日に溜ったストレスを解消してから床に就く習慣を身に付けよう。

更年期障害と鍼灸治療2009/05/20 15:07

更年期障害とは、卵巣を中心とした内分泌に関わる諸臓器が老化現象を起し、それに伴い性機能系や各内分泌系がバランスを崩し、自律神経系に失調を来すものである。

発症年齢は 45 - 50 歳で、その多くは、不眠や抑鬱感、食欲不振などの精神神経症状、目眩や肩凝り、高血圧などの心臓血管症状、関節痛を惹き起こす甲状腺機能障害などの内分泌症状として現れる。 

症状が比較的軽い人もいれば、日常生活に支障を来すほど辛い症状の人もいる。 これは本来その人が持っている健康度や日常生活の過ごし方などにも左右されると考えられるが、妊娠中絶や開腹手術を経験した女性は概して辛い症状を呈することが多いとの説もある。 やはり自然分娩に勝るものはないと言う事であろう。 また、若い女性は安易に中絶などせぬ様、心して欲しい。

処で、灸には 「安産の灸」 として知られているツボがあるが、ここに灸をすることによって比較的楽に出産することが出来、産後の肥立ちも順調である事は多くの鍼灸師が認めるところである。

また、不定愁訴に代表される更年期障害も、鍼灸治療で身体に適切な刺激を与える事で、老化により低下した性機能系や内分泌系の機能を調節してやれば、症状も緩和し、更年期から老年期を順調に迎える事も不可能な事ではない。

この様な観点からも、自らの健康を維持・向上させる為に東洋医学を役立ててみては如何だろうか。