爪揉み療法2009/04/12 17:28

自律神経は無意識のうちに身体の機能を調整している神経で、相反する働きをする交感神経と副交感神経とがシーソーのごとくバランスをとって機能しています。 この自律神経が血液中の免疫細胞である白血球の働きを調整するとの理論が福田-阿保理論で、「自然免疫療法」 として治療に応用されています。

自律神経が調整する白血球は約95%が顆粒球とリンパ球でしめられています。 交換神経が優位になると顆粒球が増え、副交感神経が優位になるとリンパ球が増えると言われている。 自律神経が正常に働いている時は、顆粒球とリンパ球の比率が略 6 : 4 に保たれ、これが免疫力が最も充実した状態で、このバランスが崩れると諸所の病気が生じると考えられている。

自律神経のバランスを整えるには手足の指の爪の生え際にある井穴と言うツボを揉んで刺激する事で可能になる。 爪の生え際は、西洋医学的にも神経線維が密集している感受性の高い場所で、刺激が自律神経に伝わり、交換神経と吹く交換神経のバランスが整えられるのである。 東洋医学的にも手足の先端は 「陰」 と 「陽」 の気が切り替わる経脈の出入り口になっており、井穴がその起点に当るのである。

爪揉みは一日 3 回、両手両足の爪の生え際を、指先があかくなるまで刺激を繰返すと良い。

勿論、これだけで病気が総て治るわけではなく、ストレスの解消、規則正しい生活、食生活の改善、適度な運動を毎日行う、身体を積極的に温めるなど、免疫力を正常に保つ生活習慣を心掛けることが大切なのは言うまでもない。

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