横井 也有に学ぶ 「健康十訓」2009/06/25 15:31

横井 也有は, 赤穂浪士が討入りした元禄 15 年 (1702 年) 尾張に生まれ, 禄千石の御用人で大番頭を兼ねる重臣として責務を果すが, 早くから隠遁の志があり 53 歳で引退した. 江戸時代後期の俳人でもあり, 与謝蕪村と略同時代に活躍, 「鶉衣」 を著した. その一首 「化物の正体見たり枯尾花」 は良く知られている. その彼が次の様な 「健康十訓」 を遺している. これが, 300 年程前に作ったとは思えないほど, 今の時代にもぴったりの健康法なのです. 耳が痛くなる人は沢山いるのではないでしょうか?

(1) 少肉多菜 : お肉はほどほどにして, 野菜も沢山食べましょう.
(2) 少塩多酢 : 塩分控え目で, 酢の物をたっぷりと.
(3) 少糖多果 : 甘い物ものより, 果物を.
(4) 少食多齟 : 腹は八分目の量を良く噛んで.
(5) 少衣多浴 : 薄着になって, 太陽を浴び, お風呂に入って新陳代謝を高めよう.
(6) 少車多歩 : 車に乗らずに, 先ず歩く.
(7) 少煩多眠 : くよくよしせずに, ぐっすり眠る.
(8) 少念多笑 : 笑いは憤りを吹き飛ばす.
(9) 少言多行 : ウダウダ文句ばかり言わずに, 先ず行動する.
(10) 少欲多施 : 私利私欲に捉われず, 他人に施しを行い, 慈しみの心を育て, 心豊かな生活を送る.

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