自律神経の調節2009/11/29 09:06

人間は, 様々な精神的ストレスや日常生活の不摂生から, また, 35 歳を過ぎる頃から, 交感神経と副交感神経の切替えがスムーズに行かなくなって, ホルモンのバランスが崩れ, 自律神経に乱れが生じて来る.

詰り, 交感神経の異常な緊張状態が続いてしまう結果, 様々な病気が惹き起される.

交感神経が緊張して, 血管の収縮状態が続くと血液循環が停滞するので, 炎症が起き易くなる.

筋肉も強張って解れ難くなる. その為, しつこい肩凝り, 腰痛, 頭痛, 冷え性などに悩むことになる.

また, 心臓からの血液拍出量も増加し, 高血圧も惹き起される.

更に, 交換神経は腸の蠕動運動を鈍らせるので, 便秘がちにもなる.

脳もずっと興奮状態に置かれる為, 睡眠が浅くなって不眠症になる場合もある.

この様に, 慢性症状の原因は, 根本の処で, 自律神経の乱れと言う問題に帰結する.

慢性疾患の治療では, 特に交換神経の異常な緊張を取除く事が重要である.

肩凝り, 頭痛, 腰痛などの関節痛から胃腸病, 高血圧, 不眠症, 不定愁訴など, 自律神経のバランスが崩れる事が原因となっている事がすくなくないのである.

経穴 (ツボ) を刺激する鍼灸が, 自律神経のバランスを調節するのに適している事は言うまでもない.
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はり・きゅう・マッサージ トミイ
http://www.ne.jp/asahi/shinqma/tommy/index.html

(なお, 診療予約時、「健康小話」 を読んだ, と言って戴いた患者さんは,
初診料が半額になります.)

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