貝原 益軒の 『養生訓』 を読む (7)2010/03/21 20:21

気は, 一身体の内に遍く行きわたるべし. 胸の中一所に集むべからず. 怒り, 悲しみ, 憂ひ, 思ひあれば, 胸中一所に気滞りて集まる. 七情の過て滞るは病の生ずる基なり. (巻第一 39)

これも解説不要とは思う.

気は身体中を巡らせておくべきで, 一箇所に滞る (これを 「気滞」 と言う) とそれがストレスとなって病気を惹き起すのである.

東洋医学で言う 「気」 とは生命エネルギー (或いは免疫力) とも言うべきもので, 気が血液の流れを引っ張っていると考えられている.

因みに, 七情とは、怒, 喜, 思, 憂, 悲, ,恐, 驚,の 7 つの感情を指す.
-----------------------------------------------------------
はり・きゅう・マッサージ トミイ
http://www.ne.jp/asahi/shinqma/tommy/index.html
(なお, 診療予約時、「健康小話」 を読んだ, と言って戴いた患者さんは,
初診料が半額になります.)
心や身体に関する悩み事など, お気軽にご相談下さい.
E-Mail : tadashi.fukutomi@tcat.ne.jp
English speaking clients are welcomed!