健康小話

3/19, 不妊症には 『子育ての灸』 と題して, 諦めずに試してみる価値あり, と紹介をしたので, 参考になるような学術報告がないか当ってみた. 幾つか見付かったが, 以下の 2 つを挙げておく.

HealthDay News (2009 年 2 月 7 日号) によれば, 『英国医師会誌 (British Medical Journal) Online 版』 で, 体外受精 (IVF) を受ける女性が同時に鍼治療を受けると, 姙娠確立が 65% 高まると報じているとの記事を掲載している. これは米ﾒﾘｰﾗﾝﾄﾞ大学医学部の Eric Manheimer 氏が IVF を受療した女性 1,366 人を対象に行なった研究報告である.

少し時期が遡るが, 2006 年 11 月 10 日付読売新聞の記事には, 同日付けの日本生殖医学会の報告として, 体外受精を 5 回以上受療しても妊娠できなかった不妊症の女性 114 人に鍼治療を行った結果, 略 4 割の 49 人が姙娠に至ったと報告されている. これは明治鍼灸大学と名古屋の明生鍼灸院との共同研究だった様だ.

人間の身体の状態は十人いれば, その人それぞれで, 十人が十人全く同一と言うことなどあり得ない. また, 個人的にみても, 日々身体の状態は変化しており, 全く同じ健康状態と言うこともない. ましてや同じ病気であっても, その原因は人によって異なる. 特に東洋医学においては, 同じ病気であっても, その本当の原因は同じではない, と考えており, 治療方法が同じとは限らない.　基本的にはｵｰﾀﾞｰﾒｲﾄﾞの個別治療を行うのである.

その意味で, なかなか治療効果を統計的に証明し難い側面があるが, お悩みの方は, 解決策の一つとして, ﾄﾗｲしてみるだけの価値があると言える.
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はり・きゅう・ﾏｯｻｰｼﾞ トミイ
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