健康小話

京都にある 「健美ｻﾛﾝ渡部」 の渡部の信子院長は, 骨盤の緩みが便秘や月経痛の原因になっている事が少なくない事から, 骨盤を 「締めて」 「回す」 毎日のｹｱが大切だと説いている.

女性の場合, 腸や膀胱などを初め, 子宮や卵巣などの生殖器が骨盤で大切に保護されている.

然し, とかく運動不足になりがちな働く女性の場合, 知らずしらず骨盤にﾄﾗﾌﾞﾙを抱えている事が多いのである.

4 つの骨からなる骨盤は, 靭帯や筋肉によって支えられているが, 運動不足になると, これら靭帯や筋肉が緩んでしまうのである.

骨盤が緩むと, 内臓が下にずり落ちてしまうので, 便秘や痔, 尿漏れ, 月経痛などを惹き起こすのである.

そこで, 渡部院長は骨盤を 「締めて」 「回す」 手軽な運動を推奨している.

骨盤を締めるには, 上前腸骨棘と大転子の幅に沿ってベルトで締めてやればよい. この状態で骨盤を回してやるのである.

具体的には, 両足を肩幅に開いて, 壁からやや離れた位置に立つ.

両手を広げて部屋の壁におでこをつける． この時, 足裏はぴったり床に密着させ浮かせない事.

この状態で腰をゆっくりと左右に廻してやるのである.

骨盤廻しは, 廻し易い方向に 10 回, 廻し難い方向に 5 回, これを 1 ｾｯﾄとする. ｾｯﾄ回数は自分の年齢を目安とし, 30 代は 3 ｾｯﾄ, 40 代なら 4 ｾｯﾄ行なうのである. 最後に仕上げとして, 廻し難い方向に 10 回廻して終了する.

骨盤は背骨や頚など身体全体の骨格を支えているので, 骨盤が緩んだり, 歪んだりすると頭と頚の間にある後頭関節もずれてしまう事が少なくない.

これが頭痛や頚筋の凝りなどの原因になっている事もあるのである.

渡部院長によると, 骨盤を締めた状態で腰を廻してやると, 後頭関節も調節されやすくなるので, 頭痛や肩凝りの解消にも繋がると言う.

働く若い女性は, 骨盤廻しでｷﾚｲなﾎﾞﾃﾞｨｰつくりに挑戦してみては如何だろうか.

私の施術所に来られている患者さんが試してみたところ, とても調子が良さそうだ, と言っておられたので参考までに.

(骨盤廻しの詳細については渡部院長の HP を参照されたい. また、興味ある方は, 本欄のﾊﾞｯｸﾅﾝﾊﾞｰ 「骨盤臓器脱」 の項も参照して欲しい.)
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はり・きゅう・ﾏｯｻｰｼﾞ トミイ
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(なお, 診療予約時、「健康小話」 を読んだ, と言って戴いた患者さんは,
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