受動喫煙の被害は想像以上に甚大である!2010/09/29 02:41

国立がん研究センターの発表によると, 受動喫煙が原因で肺癌や心臓病で死亡する成人は, 国内で毎年約 6800 人に上ると言う.

内, 女性が 4600 人, 男性 2200 人. また, 全体の約半数に相当する 3600 人が職場での受動喫煙によると推定されると言う. (因みに, 年間の労災認定死は約 1000 例であるとの由.)

6800 人と言うのは, 飽くまでも死亡者数であるから, 受動喫煙が原因で肺癌や心臓病を患っている患者は遥かに多い人数となる訳である.

因みに 6800 人のうち, 肺癌での死亡者は 2100 人, 虚血性心疾患での死亡者は 4700 人となっている.

既に, 受動喫煙により, 肺癌や虚血性心疾患などの病気になる危険性は 1.2 - 1.3 倍に増す事が, 国際機関ほかの疫学調査で明らかになってはいたが, これほど受動喫煙の被害が大きい事を, 意外に思った人が少なくないのではないだろうか.

喫煙の害については今更述べるまでもないであろう. 近々, タバコの値上げが行われるが, 愛煙家はこれを契機に思い切って禁煙をされては如何だろう?

受動喫煙の影響がこれだけ大きいとなると, 少なくとも, 喫煙する時は, 受動喫煙で周囲に迷惑を掛けぬよう配慮すべきである.
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