健康小話

昨日は成人の日であったが, NHK の朝のﾆｭｰｽで, iPS 細胞を開発した京都大学の山中 伸弥教授が, 高校生向けに特別授業を行った事を紹介していた.

ご覧になった方は多いのではないだろうか.

特別授業の中で, 山中教授は, 3 つの事を高校生に説いていた.

1 つは, 「失敗を恐れるな. 9 つ失敗しなければ, 1 つの成功は生まれない.」 と言う事.

2 つめは, 「V と W の大切さ. V とは Vision (理念, 高い目標) の事であり, W とは Hard Work (懸命に物事を追求する事)」 を意味している.

3 つめは 「いい時も, 悪い時もあるが, どんな状況下でも頑張ろう」 と言う若者への励ましであった, と思う.

ﾉｰﾍﾞﾙ賞の有力候補と言われている山中教授でさえも, 自分は, 臨床外科医として, また, 研究者として, 2 度の挫折を味わっている, と自己紹介していた.

当り前の事ではあるが, 人生山あり谷ありである.

昨年も年間の自殺者が 3 万人を超えている. その多くは 「鬱病」 が原因だとされている.

「鬱病」 と, 英語の辞書にも載った 「ひきこもり」, そして 「認知症」, これら 3 つの問題への対策は, 今後解決すべき大きな課題である.

それは別途また本欄で採り上げる予定であるが, とも角, 山中教授の特別授業を聴く機会に恵まれた高校生たちは, 「自分も頑張らねば」 と心に誓ったのではないだろうか.

私自身, 山中教授の謙虚なそして真摯な態度に感動を覚えたのであった.

また, High Vision と Hard Work の理念には, 全く同感である.

人間生きて行くうえで, 見失ってはならない大切な考え方であると思うからである.
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はり・きゅう・ﾏｯｻｰｼﾞ トミイ
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