拝啓, 鳩山前総理大臣ドノ - その 42011/04/07 02:03

作家の寺田 真音さんが、昨日の日経夕刊に, 「相手に譲る誇り高き力」 と題して, 次の様な文を寄稿していた.

"今回の震災で, 日々伝えられる被災地の現状を, 胸が潰れる思いで見守っている.

福島原発の状況からも目が離せず, だからと言って, 何の役にも立てない我が身を不甲斐無く思いながら, 只管, 一日も早い収束を祈るばかりだ.

「頑張って下さい」 と安易に口にするのは, 被災していない者ゆえのエゴではとも思う.

そんな中で, 何より驚かされるのは, 自らも被災者でありながら, それぞれの持ち場で懸命に職務を全うしている現場の強さである.

地震直後に, ボランティアで被災地に入った若い女性看護師のブログを読むと, 報道では伝わらない, 生々しい現実に身体が震えてくるが, 一方で, 極限状態に置かれた人間は, かくも優しいのかと, 胸が熱くなる.

或る大手携帯電話会社では, 地震の翌日に社長みずからヘリコプターで被災地へ飛び, 直ぐさま復旧工事のロードマップが描かれたそうだ.

津波で失った施設の再建計画を, 被災者のためにと短期間に縮めた社長の心意気に, 現場の社員は無理を承知で素直に従ったのである.

また, 某電気機器メーカーでも, 地震発生の翌日には数億円もの義援金を用意し, 緊急支援物資として, 万単位の懐中電灯や乾電池を被災地に送ったという.

更には海外から追加の商品を取り寄せ, 採算度外視で空輸したのだが, 相手先は無償提供を申し出てくれ, 航空会社も無償で運んでくれたとの事.

危機管理の必要性など, 平時には何とでも言えるのだろう.

だが, 本当の危機に遭遇した時にこそ, 人は真価が問われるものだ.

なにを優先させ, なにを後回しにできるのか.

自己の利を捨て, 相手に譲れる誇り高き現場の底力が健在である限り, 東日本復興への道のりは, 決して遠くはない筈だ."

全く同感である.

何回か前の本ブログで紹介したが, 「手柄はあなたに, 俺は汗を掻」 き, 「責任は大臣に, 賞賛は現場に」 が政治家のモットーであるべきなのだ.

「菅首相に問われるのは, 政策的総合力と全体的判断力であり, いかに重要であっても個別の事象にのめりこんで他の重要な課題を忘れてはならない」 と山内東京大学教授は諫言しているが, これは, 一人, 菅サンに限った事ではなく, 野党の党首にも言える言葉である.

また, 自らの政治と金の問題について, 国民の意思を無視して, 全く説明責任を果していない, 鳩山サンと小沢サンには, 今, 東日本大震災に遭遇して, 多くの国民が為している事の意味を良く考えてみて戴きたい.

何を優先させ, 何を後回しにすべきか, は, 将に, 優先順位 (Priority) の
問題そのものなのである.

山内教授が, "赫々たる師尹, 民ともに爾をみる, という言葉が 『詩経』 にある. 「何と立派な宰相か, と民は仰ぎみる」 というほど立派でなくてもよい." と指摘している.

政治家たるもの, せめてもう少しだけでも, 自己の利を捨てる気持ちを持って欲しいものである

まして, 鳩山サン, 小沢サンは, 善きにつけ悪しきにつけ, リーダー格に位置付けられるであろう政治家なのである.

残された政治家としての人生において, 何を優先すべきとお二人は考えておられるのであろうか?

菅サンだけではありませんぞ! 今, 将に, お二人の真価が問われているのである.

Have a nice day!
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はり・きゅう・マッサージ トミイ
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