ホスピスの在るべき姿を求めて (6)2011/05/25 02:16

さて, 最後に, 話は米国のホスピス最新事情に変る.

米国のホスピスでは, 死を目前にした患者たちに, 自らを振り返る機会を設け, 人生の意味を確認して貰う試みが広がりを見せていると言う.

例えば, 患者自らの美術展の開催や, 自分史の記録など, 色々な手法を採り上げているとの事.

癌の進行に伴う痛みを和らげるだけでなく, 心のケアにも配慮した取組みが, 患者に充足感や安らぎを齎すと期待されている様だ.

自己の人生の回顧は, 末期患者にとって自らの人生の意味を確かめ, 周囲と自分に感謝の気持ちを持って旅立つための大切なプロセスなのだという.

限られた時間の中で, 発信する命の輝き. 満ち足りた気持ちで最期を迎えるための支えが, ホスピスの中から生まれようとしているとの由.

このように, 心のケアにまで配慮している米国のホスピスでは, 患者自身の生き様そのものに迫っている様で, 日本の一歩先を行っているものと思われる. 参考になるのではないかと思う.

Have a nice day!
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はり・きゅう・マッサージ トミイ
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