健康小話

11) ｻｽﾃﾅﾌﾞﾙ社会の先駆者

また, 近年，「魚付林」 という海辺の保安林が注目されている.

魚付林は, 静かな環境を保つだけではなく，林内の腐葉土が良質の栄養分を海に補給し，ﾌﾟﾗﾝｸﾄﾝを豊富に育てる効果により, 魚介や藻の繁殖･生育に重要な役割を果す事が判って来た.

然し, 江戸社会は, 長年の経験から，森林がもつそのような効果を知っており，田畑や森林と漁業を一体のものとして考えていたのである.

近海漁業を行う漁村の大部分は農業も営んでいたので，当然その土地の環境全体を考えていたに違いないのだ

子孫たちのために残すべき環境を考えて，自然と共存共栄していた江戸時代は，時代を先取りする, 所謂 「持続可能 (ｻｽﾃﾅﾌﾞﾙ) な社会」 だったのである.

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はり・きゅう・ﾏｯｻｰｼﾞ トミイ
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