認知症の検査を受けるには?2011/07/29 02:51

認知症の検査には幾つかあるが, 以下は, その主なものである.

1) 認知機能検査 :
記憶力の低下があるかどうかを簡単な認知機能テストでチェックできる.

2) 神経学的検査 :
手の震えや歩行障害などがないかをチェックする. 特に, レビー小体型認知症の診断に役立つ.

3) 血液検査と尿検査 :
甲状腺機能低下症や低ナトリウム血症, 腎機能や肝機能が低下した場合など, 内科的疾患によっても物忘れを呈する事があるので, その検査である.

4) 画像検査 :
CT や MRI などで脳の委縮や, 脳の血管障害がないか, また SPECT で脳の血流に異常がないかを調べる.

認知症は, 早期に発見できれば症状の進行を抑える事が可能な病気である.

家族の誰かに物忘れが気になったり, 失敗例などが目立つ様になったら, 専門医に相談する事をお勧めしたい.

なぜなら, 初期の段階での認知症は診断が難しいからである.

即ち, 精神科, 神経内科, 老人科, 物忘れ外来などを置いている医療機関が望ましい.

場合によっては本人が受診を嫌がる事もあるので, その様な時は, 先ず日頃お世話になっている掛かり付け医に相談すると, 専門の医療機関を紹介してくれる筈である.

日常の様子を出来るだけ詳細にかつ客観的に報告できるよう, 気になる本人の言動を, 家族が事前にメモに纏めておき, 本人に同行すると良い.

その際, 薬の副作用の有無も参考にできるよう, 本人が普段服用している薬剤名を調べておくとなお良い.

専門医では, 初め問診を行い, その後最初に列挙した様な検査を行って診断を下す.

仮に認知症と診断されても, それを機に生活が一変する訳ではない.

却って, 本人の不可解な言動に悩まされていた家族は, その原因が明らかになった事で気持ちが楽になり, 本人に余裕を持って接する事が出来るようにもなる.

「早期発見, 早期治療」 は認知症に限らず, 総ての疾患について言える事である.

Have a nice day!
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はり・きゅう・マッサージ トミイ
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