貝原 益軒の 『養生訓』 を読む (52)2011/12/30 02:28

塩と酢と辛き物と, 此三味を多く食ふべからず. 此三味を多く食らひ, 渇きて湯を多くのめば, 湿を生じ脾をやぶる. 湯, 茶, 羹 (アツモノ) 多くのむべからず. 右の三味をくらって大にかはかば (渇カバ) , 葛の粉か天花粉を熱湯にたてゝ, のんで渇きをとゞむべし. 多く湯をのむ事をやめんがためなり. 葛などのねば湯は気をふさぐ. (巻第三 49)

塩, 酢, 辛いもの, この 3 品は摂り過ぎてはいけない. 喉が渇いて, 水分を摂り過ぎるからだ, と言っている.

ここで天花粉とは, キカラスウリの根から採れる白色の澱粉を指す様だ.

塩辛いものや, 唐辛子などの辛い食べ物を好む人は少なくない. 然し, 二杯酢・三杯酢などの酢のものは良く食するにしても, 酢を摂り過ぎる人は余り多くない様に思う.

四川料理や韓国料理が好きで, 唐辛子を山の様に降り掛けて食べる知人がいるが...

『聡明な女は料理が上手い』 と言う本があった様に思うが, 酢と言う調味料は, 上手に使う事で, 塩分の少ない美味しい料理を作る事ができる.

Have a nice day!
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