血管ほぐし健康法 (3)2012/02/27 01:52

スポーツで筋肉を鍛える運動は, 局所の血管のみならず, 脳の血管も刺激するので, 生活習慣病の予防には有効である.

けれども, 忙しい現代人は, スポーツをするだけの充分な時間がなかなか取れず, 毎日継続する事が困難な人が殆どである.

そこで, 井上先生は, お茶の間や布団の中で 10 - 15 分間, 血管を刺激してほぐす 「血管ほぐし健康法」 を開発したのである.

腕を輪切りにしてみると, 骨に一番近い所を動脈が, 皮膚に近い所を静脈が流れている. また, リンパ液は組織全体に分布している.

従って, 皮膚の上から指で骨に向ってグッと強く押し付けながら扱 (シゴ) くと, 動脈も静脈もリンパも同時にほぐす事が出来る訳である.

また, 解剖学的に言うと 「神経は血管と共に走る」 とされているので, 血管を上手く扱く事で, 血管の表面にある神経も刺激を受ける事になる.

言うまでもなく, 神経は血管を収縮させたり, 拡張させたりする働きを有している.

即ち, 血管壁を直接扱いて神経を刺激すると, 活性酸素のバランスが非常に良くなって, 動脈はしなやかになる.

この意味で, 昔から, 民間療法として, 身体に痛みのある時は 「合谷」 (親指と人指し指を閉じるとできる筋肉の膨らみの頂点) を, 疲労した時は 「労宮;」 (手を握った時, 中指の先端が当る所) と言うツボを刺激する手技があるが, 自律神経やホルモンを介して, 謂わば, 全身の血管が遠隔マッサージされるので, 理に適った手技なのである.

一口に 「マッサージ」 と言っても, 按摩もあれば, 指圧もあり, マッサージにも, 英国式, タイ式, パリ式, 韓国式など, その方法は様々である.

それぞれ, 特徴を有しているが, それはまたの機会に譲ることにして, 井上先生の 「血管ほぐし健康法」 は, 世界のマッサージやリラクセーションの良い所を採り入れているのだと言う.

Have a nice day!
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はり・きゅう・マッサージ トミイ
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