無批判な受け容れ, 理由なき拒否反応2012/05/25 03:32

過日, 千葉大学の古在 豊樹名誉教授が, 「遺伝子組み換え製品について」 と題して, 日経に以下の様な記事を寄稿していた.

なかなか核心を突いた問題提起ではないかと思う.

"遺伝子組み換え植物から製造された食品と, その植物の環境への影響を懸念している人は少なくない.

他方, 遺伝子組み換えで作出された 「青いバラ」 は社会に受け入れられている.

食品は体内に入るが, 青いバラは眺めるだけ, がその理由だろうか.

1 型糖尿病の患者さんは, 血液の血糖値維持のために, インスリンの体内投与を毎日必要とする.

このインスリンは, 遺伝子組み換えされた大腸菌などが生産した物質を精製して医薬品としたものである.

前に用いられていたインスリンは, ブタなどの膵臓から抽出し精製したもので, 現用のインスリンよりも効果が劣った.

遺伝子組み換え細菌を用いて製造販売されている医薬品は, 抗癌剤であるインターフェロンを含めて, 他にも多数ある.

歯周病に治療効果がある物質を生産する, 遺伝子組み換えイチゴは, 「食べるクスリ」 として, 実用化が近づいている. 見かけも味も変らない.

同様の例は他にも多い.

食品, バラ, インスリンのいずれも 「遺伝子組み換え」 由来であるのに, 医薬品と花き植物は日本では受け入れられ, 食品は必ずしもそうでない理由は, 単純ではない.

先端バイオ技術は, 私たちの命と生活に深く広く浸透しつつある.

無批判な受け容れ, 理由のない拒否反応, 知らぬ間の利用が無いように, その短期的, 長期的および広域的な影響を多面的に理解し, また疑問点を問い続けたい.

他方, 科学者, 製造販売者および行政者は, 市民の率直な疑問や意見に誠実に対応し, 広範な情報を十分に提供すべきである.

先端バイオ技術の開発の方向と展開に関与するのは, 私たち市民の義務であり権利だ."

以上が, 古在先生の主張だが, 我々はともすると 「無批判な受け容れ, 理由のない拒否」 と言う事を日常犯している様に思うのである.

以前も本ブログの何処かで言及したが, 東洋医学は 「陰陽五行論」 がその根底にあって, 物事には総て 「陰 (マイナス)」 と 「陽 (プラス)」 とが表裏一体となっている.

100% 悪くて, 100% 良い, と言う事は殆どあり得ない.

社民党の様に, 現実的で, 具体的, 建設的な対案も提示する事なく, 「何でも (謂われなき) 反対」 では, 世の中, 前に進む事が出来ないのである.

Have a nice day!
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はり・きゅう・マッサージ トミイ
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