65 歳を過ぎても...2012/07/28 02:51

厚労省は 「中高年者縦断調査」 なるものを実施している.

同調査は, 就業状況や健康状態などを聞き取るものである.

2005 年 11 月に 50 - 59 歳を対象に初めて実施され, それ以降, 毎年同じ人を追跡調査している.

今回は 10 年 11 月, 55 - 64 歳となった約 2 万 6 千人から回答を得ている.

ご存知の様に, 65 歳を過ぎると 「高齢者」 に分類される.

団塊の世代を含む 60 - 64 歳の 5 割超が 「65 歳以降も仕事を続けたい」 と考えている. 更に, 70 歳以降でも 3 割近くが仕事をしたいと望んでおり, 働く意欲は強い.

同省は 「年金のほかに収入が必要な人や, 健康維持, 社会とのつながりを求める人もいて, 働き続ける動機が多様になっている」 と分析している.

このうち, 調査時点で働いている 60 - 64 歳の人で 「65 - 69 歳になっても仕事をしたい」 と答えたのは, 全体の 56.7% で, 男性 59.5%, 女性 52.3% と何れも半数を超えている.

一方, 「70 歳以降も仕事をしたい」 と考えているのは, 全体が 28.7%, 男性が 31.2%, 女性が 24.8%.

05 年の初回調査で 「60 - 64 歳になっても仕事をしたい」 とした人を追跡調査したところ, およそ 4 人に 3 人の 74.8% が実際に仕事をしていた.

初回に仕事をしたくないと考えていた人も 28.3% が働いており, 特に, 男性は 46.3% と, 女性 (21.7%) の 2 倍超が仕事をしていた.

仕事をする理由 (複数回答) は 「生活費」 (63.8%) が最も多く, 次いで 「生活費を補う」 (32.2%) など, 経済的な理由が上位を占めた.

ほかに 「健康維持」 (30.2%), 「今の仕事が好き」 (24.2%), 「社会とのつながり」 (23.8%) などが多かった.

生活費についての質問では, 初回調査で 60 - 64 歳の生活を主に 「公的年金」 でやりくりするつもりだと答えた人のうち, 今回 46.5% が 「働いて得た所得」 があると回答. 特に男性は 60.4% と, 女性 (36.9%) を大きく上回り, 当初の希望と現実の間にずれが生じている.

調査は今回で 6 回目だが, 体の状態について初回からずっと 「健康」 としている人は全体の 56.9% に上った.

この調査でも明らかなように, この年齢の多くは, まだまだ元気に溢れている.

会社勤めの場合, 一応、60 歳で 「お役ご免」 と言う事になり, 引退当初は, やれゴルフだ, 囲碁だ, と趣味や娯楽に興じたとしても, その内, 有り余る氣力・体力を持て余す事となるのが良くあるケースである.

良く, この年代には 「きょうよう」 と 「きょういく」 とが大事になると言われている.

「きょうよう」 とは, 「今日, 用事がある」 こと. 一方, 「きょういく」 とは 「今日, 行く所がある」 ことを意味する.

今後の社会は, このシニア世代をどう活用して行くのか? が, 問われている, と言えるだろう.

Have a nice weekend!
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