再生医療への期待2012/08/07 02:52

この程, 京都大学の高橋 淳准教授らと理化学研究所は, 万能細胞の一種である, ヒトの胚性幹細胞 (ES 細胞) から作った神経細胞を, パーキンソン病のサルに移植し, 治療効果を確認した, との発表がなされている.

パーキンソン病は, 脳内の神経伝達物質ドーパミンを出す神経細胞が減って, 体のこわばりや手足のふるえなどが起こる難病で, 今の処, 根本的な治療法はないとされている.

実験では, ヒトの ES 細胞からドーパミンを出す神経細胞などを作り, 約 1000 万個をパーキンソン病のカニクイザルの脳に移植した.

ES 細胞から 42 日間培養し神経細胞に十分に成長させて移植すると, 対象の 4 匹すべてで症状が改善.

手足がほとんど動かないサルも移植から 3 カ月目以降, ゆっくりだが動く程度にまで回復した.

霊長類で, この手法で症状が改善したのは世界初という.

同チームでは, ES 細胞に較べ, 倫理的問題の少ない, 新型万能細胞 (iPS 細胞) でも同様の治療効果があるとみており, iPS 細胞を用いて, パーキンソン病の臨床研究を 2015 - 17 年に開始する計画だと言う.

いよいよ, 再生医療による治療に一歩近づいた訳である.

当該パーキンソン病を初めとする難病や, 一旦破壊されると再生されない神経細胞や脳細胞などに関る疾患など, 再生医療に寄せる期待は大きいのである.,

Have a nice day!
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