ストレスは生活習慣病を招く2012/10/02 03:30

名古屋大学医学系研究科の竹下 享典講師 (循環器内科学) を初めとする研究グループでは, この程, ストレスが内臓脂肪の炎症を引き起こし, 高血糖や高脂血症などの生活習慣病に繋がる仕組みを, マウスを使った実験で明らかにしている.

マウスを 1 日 2 時間, 直径 3 センチの狭い筒に入れて 2 週間飼育し, ストレスを与えると, 副腎皮質などから分泌されるホルモンによって内臓脂肪の組織が分解, 萎縮し, 炎症を引き起こす 「MCP - 1」 という蛋白質が細胞内や血液中で増加した.

その結果, 正常なマウスと比べ 2 割程度, インスリンの働きが鈍くなって, 血中の糖を細胞に取り込み難くなったり, 血が固まって血栓が出来易くなったりしたと言う.

一方で, MCP - 1 の働きを抑える脂肪幹細胞を注入して治療をすると, 脂肪の炎症やインスリンの働きが改善される事も確認出来た様だ.

この仕組みは, 腹回りの内臓脂肪が炎症を起こし, 生活習慣病を引き起こすメタボリック症候群と同様の仕組みであると言う.

ストレスと生活習慣病とは関連が深いとされていたが, これまで詳しいメカニズムは分っていなかったのである.

竹下講師によると 「ストレスが引き起こす炎症を抑える治療法の開発が期待できる 」との事.

東洋医学でも, "ストレスが諸病の根源" との考えに立っている.

それ故, 按摩やマッサージ, 指圧を初め, 鍼も灸も, 心身のストレスを除去する事を基本として, 施術を行うのである.

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