泌尿器科受診の 「課題」2012/10/04 02:57

日本泌尿器科学会理事長である, 本間 之夫東京大教授のグループの調査によると, 「泌尿器科の診療は抵抗感があったり, 分り難いと感じたりする人が 8 割に上る」 ことが明らかになったと言う.

また, 9 割の人が泌尿器科を高齢化社会で重要な診療と考えている傍ら, 臓器を誤解している人も多いことも判明した事から, 同学会では 4 月に全国一斉の市民講座を開くなど, 理解を深めて貰っているとの事.

調査は, 昨年 7 - 8 月, 全国 4,151 人を対象にインターネットでアンケートを実施. 10 - 90 代の男女計 3,164 人から回答を得たもの.

泌尿器科について 「高齢化社会では特に重要な診療科と思うか」 との質問では, 90.4% が肯定する意見を答えたほか, 「排尿のトラブルを扱うので重要な診療科」 と考える人も 96.1% で, 泌尿器の健康に対する関心の高さを窺わせている.

その一方で, 81.1% の人が 「受診するのに抵抗を感じる」 と回答. 「どんな診療をしているのか分り難い」 と思っている人も 80.6% に上り, 市民が診療に悪い印象を抱いている実態も浮き彫りになった様だ.

泌尿器科で扱う臓器を尋ねた質問では, 膀胱や尿道, 前立腺は 9 割を超える人が知っていたが, 腎臓は 45.2% と 5 割に満たず, 逆に, 肛門は 4 割近くが泌尿器科の対象と誤解していたらしい.

我々鍼灸師も, 泌尿器に関する疾患の施術を行う事が少なくないので, 似た様な感触を得ており, 上記の調査結果は, 納得のいく内容のものである.

本間教授は 「泌尿器科の実態がよく知られていないことが, 診療に対する抵抗やイメージ悪化につながっている可能性がある」 と指摘.

「正しく理解してもらうことが病気の早期発見や早期治療にもつながる」 と話している.

泌尿器科の疾患に限らず, 認知症や鬱病など精神に関る疾患などにも同様の傾向が見られるが, どんな疾患も 「早期発見, 早期治療」 は鉄則である.

Have a nice day!
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