成人女性の卵巣に「生殖幹細胞」発見!2012/11/03 03:34

女性は, 年々, 卵子の数が減少するため, 「出産適齢期」 の様なものがあって, 所謂, アラフォーになると, 姙娠し難くなってくる.

このため, 女性の社会進出などを背景に, 出産に悩む女性が増加しているのである.

さて, 米マサチューセッツ総合病院と埼玉医大の共同研究チームは, この程, 成人女性の卵巣組織で, 卵子の元となる 「生殖幹細胞」 とみられる細胞を発見, これが実際に卵子のような細胞を作る事を確認した, と発表している.

これまでの定説では, 女性は生まれた時に一生分の卵子を持っており, 閉経まで減る一方だとされて来た.

然し, 大人にも新たに卵子を作る細胞があれば定説に修正を迫るものになる.

発表によると, 著者の一人ジョナサン・ティリー博士は, 2004 年に雌マウスの卵巣に生殖幹細胞があるのではないかとの論文で論争の口火を切った.

次いで, 09 年には中国のチーム が, 分離した細胞を不妊マウス に移植し子供を作る事ができたと報告している.

チームは, まず幹細胞の表面に現れる特定の蛋白質を目印にし, 人の卵巣から幹細胞の候補を選別, これを人の卵巣組織片に注入した上でマウスに移植すると, 中国チームが実験に使ったマウスの幹細胞とみられる細胞に似た遺伝子の働きが見られたと言う.

体外で培養すると, 卵子のような細胞ができることも確認している.

けれども, ヒトの細胞のため, 本当に卵子かどうか受精させて確かめる実験は倫理面への配慮から行っていない.

今後, 不妊の仕組みや, 卵子がつくられる過程の研究などへの利用が考えられるとの事.

埼玉医大で性別適合手術を受けた 20 - 30 代の女性 6 人から摘出された卵巣の組織を, 同意を得て今回の研究に供されたと言う.

成人女性にとっては朗報とも言えるが, 未だ将来の話である.

また, 若いうちに, 可能ならば, 30 代前半までに, 出産をするのが, 本人の体力面から言っても, 卵子の生命力から言っても, 望ましい事に変りはないだろう.

Have a nice weekend!
--------------------------------------------------------
・この 「健康小話」 のブログは, はり・きゅう・マッサージ トミイ
(http://www.ne.jp/asahi/shinqma/tommy/index.html)
の院長のブログです.
・鍼・灸・マッサージ・按摩・指圧を初め, 広く, 東洋医学や健康, 人としての生き方等に関して, 日頃感じている事を書いて行きます.
・なお, 診療予約時, 「このブログを読んだ」 と言って戴いた患者さんは, 初診料が半額となります.
・往診も承っております.
・心や身体に関する悩み事など, 何でもお気軽にご相談ください.
(E-Mail : tadashi.fukutomi@tcat.ne.jp)
・English speaking clients are welcomed!
・Premium Healing Oil Massage is available!
・学割適用始めました.
・モニター希望者募集中. (詳細お問合せ下さい.)