連れ合いと一つのベッドに寝ると... (1)2012/11/28 03:09

夫婦は, 同じベッドでただ一緒に寝るだけで健康的になれる, かもしれない... そんな研究結果が明らかになったと言う.

The Wall Street Journal によると, まだ新しい研究分野だが, 「パートナーと親密な関係を築いている夫婦は, 健康で長生きする傾向にある」 秘密の一つとして, パートナーと一つベッドに寝る事を挙げる事が出来る, と一部の科学者は,みているらしい.

この研究は, 女性はパートナーと一緒では余りよく眠れない, また男女ともに誰かと一緒に寝ると余計に寝返りを打つ, と言った 「負」 の研究に対して, 逆にそのプラス面を提唱するものだ.

カップルの睡眠を妨げる他の原因としては, 掛け布団の争奪戦や, 就寝時間の違い, 室温の設定, と言ったものが挙げられる.

然し, 睡眠に関する専門家らは, 寝室を別にする事なしに, これらの問題に対処する方法はある, と言っている.

ピッツバーグ大学で精神医学・心理学を教えるウェンディ・トロクセル助教は, 「睡眠は健康上とても重要だ. 分っているのは睡眠が心臓疾患や精神の健康に関係があるという事だ」 とした上で, 「では, カップルではどうかという事を調べてみた」 と話す.

2009 年に発刊されたトロクセル氏の或る研究によると, 長期に亘ってパートナーと安定した関係を築いている女性は, 独身女性やパートナーと別れた, 若しくはパートナーがいてもまだ日が浅いという女性たちに比べて, すぐ眠りにつく事ができ, 夜中に目を覚ます回数も少ない事が分った.

この調査は 6 - 8 年をかけて実施されたものだと言う.

この分野はまだ研究が始まって日が浅いが, 健全な関係にあるパートナーと一緒に眠る事で安心・安全の感覚が増し, ストレスホルモンのコルチソー゙ルの分泌が抑えられるのではないか, との仮説が立てられる様だ.

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