本気ですれば大抵の事はできる2013/01/05 03:53

本気ですれば
なんでも面白い

本気でしていると
だれかが助けてくれる

人間を幸福にするために
本気で働いているものは
みんな幸福で
みんなえらい
-- 「後藤 静香詩集 『希望』」 より

余り知られてはいないが, 大正時代に活躍した社会教育家・社会運動家に, 後藤 静香 (ゴトウ セイコウ) と言う人がいる.

1918 (大正 7) 年, 自ら修養雑誌 「希望」 を出版するために希望社 (社会運動団体) を設立, 「のぞみ」 「光の声」 「泉の花」 「大道」 等の啓蒙的な雑誌を発行した.

格言や偉人伝, 寓話などを分り易く解説した雑誌で, 男も女も修養して, よりよい人間, 社会に有益な人間にならねばならない, と説いたのである.

彼の元には, 次第に全国から熱心な信奉者が訪れるようになり, 希望社の組織が大きくなり, 事業が拡大されるにつれ, 資金繰りに困るようになった.

また, 青少年に勤労奉仕を行わせていたこともあり, 社会的な批判も高まった.

そのような状況下, 後藤はスキャンダルに巻き込まれたのである.

狂信的な一女性読者が, 後藤の女性関係について新聞社にリークしたのである.

それを契機に資金繰りがさらに悪化, それまで, 神のように慕われていた後藤に, 追い打ちをかけるように, 読者に詐欺罪で訴えられ, 希望社と後藤の名は失墜してしまった.

昭和 8 年, 希望社は解散したが, 後藤はその後も 「心の家」 を主宰して, その生涯を社会教育に捧げた.

代表作というべき 『権威』(詩集とも、格言集とでもいうべきもの) は、百万部を発行したといい、青少年だけでなく、全国の教育者や労働者にも愛読された。

今でも. 長嶋 茂雄や松坂 大輔らを初め, 彼の残した格言を愛する人は多いと言われている.

「ただ一人」

人生は
ただ一人行く旅ぞ
最後の頼りは
さびしくとも
自分だけである
ただ一人行くべき自己と知ったとき
どうして粗末にされようぞ
どうして充たさないでよかろうぞ
どうして高めないでよかろうぞ

そう, 人間, 生まれて来る時も独り, 死ぬ時も独り. でも, 命のある限り, 物事に本気で取り組んでさえいれば, 誰かが力を貸してくれるものだ, と思いませんか?

「今年の目標」 を三日坊主に終らせないためには, 「本気で」 取り組む事しかない様です.

Have a nice weekend!
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