健康小話

空気が乾燥している今は火事が多いものだ. この時期は火事のﾆｭｰｽが毎日の様に報道されている.

言うまでもなく, 火事は起こさぬ事が最も肝要であるが, それには火事の原因がどんなものか, を知っておく事も必要であろう.

消防白書によると, 平成 22 年の建物火災の出火原因順位は下記の様になっている.

① ｺﾝﾛ
② ﾀﾊﾞｺ
③ 放火
④ 放火の疑い
⑤ ｽﾄｰﾌﾞ
⑥ 電灯電話等の配線
⑦ 配線器具
⑧ 電気機器
⑨ 火遊び
⑩ 灯火

上記から考えられる対策は,　ありきたりとも言えるが,

1) 加熱中のｺﾝﾛから火をつけたまま離れない事, また, ｶﾞｽｺﾝﾛの傍に卓上ｶﾞｽﾎﾞﾝﾍﾞやｽﾌﾟﾚｰ缶などを置かない事,

2) ﾀﾊﾞｺは寝ﾀﾊﾞｺ厳禁, 吸殻の後始末に注意する事,

3) ｽﾄｰﾌﾞは安全装置の付いた物とし, 周囲に可燃物を置かない事,

4) ｺﾝｾﾝﾄは長期間挿したままでﾎｺﾘが溜まった状態にせず, ｺﾝｾﾝﾄは容量ｵｰﾊﾞｰやﾀｺ足配線をしない事,

5) 仏壇のﾛｰｿｸや線香, ｱﾛﾏｷｬﾝﾄﾞﾙなどに注意する事,

6) 給湯器の傍に可燃物や引火性のあるものを置かない事,

7) 家の周りに燃え易いもの (新聞･雑誌･ﾀﾞﾝﾎﾞｰﾙなど) を置かない, また, 日常のｺﾞﾐ出しﾙｰﾙを守る事

等を挙げる事が出来るだろう.

注意しなければならないのは, 「放火または放火の疑い」 が, 3 番目, 4 番目に多いと言う事実である.

私は仕事柄, 訪問ﾏｯｻｰｼﾞで多くのご家庭にお邪魔しているが, ﾎｺﾘの溜まったﾀｺ足ｺﾝｾﾝﾄ, 家の周囲の目に付き易い場所に, 燃え易い新聞やﾀﾞﾝﾎﾞｰﾙなどを置いておくご家庭が少なくない.

その都度, それとなく注意を喚起してはいるのだが...

世の中には "付け火" を趣味とする変り者もいる訳で, 「放火して下さい」 と言わんばかりに燃え易いものを放置しておくのは考え物なのである,

Have a nice weekend!
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