会社興しの人材活用法? (2)2013/07/07 03:04

そこで想い浮ぶのは, ウォールストリート出身の異色の作家マイケル・ルイスが 2003 年に著した 『マネーボール』 である.

ブラッド・ピットが主演して 2011 年に映画化もされているのでご覧になった方も少なくないと思う.

この本は, 米大リーグ球団の中でも, 貧乏球団と言われるオークランド・アスレチックスが何故強いのか? その謎を解明している.

ヤンキースや日本の読売ジャイアンツの様に, 金持ち球団が大物選手を買い漁り, 或る意味 「野球はマネーゲームになった」 感もある.

とは言え, 必ずしも, 金持ち球団が優勝する事にはならないのが, 世の中の皮肉というか, 野球の面白い処でもあると言える.

事実, 当時のアスレチックスの年俸総額は, ニューヨーク・ヤンキースの 3 分の 1 であった.

然しながら, アスレチックスは, 2000 年からプレーオフの常連になり, 01 年には, 何と 102 勝を挙げたのである.

何とも不可解な現象, 当時の大リーグ機構のセリグ・コミッショナーをして 「異質な例外!」 と言わしめたと言う.

(余談ながら, 統一球問題で 「知らなかった!」 などと腦天気な発言をする何処かの国のコミッショナーや, 監督やコーチの暴力問題を初め, 選手強化の助成金の不正受給問題や, 理事のセクハラ問題など, 次々とガバナンスの欠如を露呈しているにも拘らず, 居座りを続ける全柔連の理事長さんとは大違いの様です.)

折しも, この 01 年のオフに, アスレチックスは 3 人の主力選手をフリーエージェントで失ってしまう.

ヤンキースなど, 金持ち球団からの提示額は 3 人合計で 1 年当り 3200 万ドル. この金額は, 何と, アスレチックスのチーム全体の総年俸に匹敵したのだ.

これでは, とても 3 人を引き留める事など適う筈が無い.

アスレチックスの快進撃も最早これまで, と多くのファンが諦めに似た気持ちを抱いたと言う.

処が, である.

翌 02 年, アスレチックスは前半戦こそ苦戦したものの, 01 年を上回る 103 勝を稼ぎ出したのである.

更に, 9 月には 20 連勝という輝かしい金字塔まで打ち立ててしまったのだ.

最早, 「運が良いだけ」 では説明が付かなくなってしまったのである.

Have a nice weekend!
--------------------------------------------------------
・この 「健康小話」 のブログは, はり・きゅう・マッサージ トミイ
(http://www.ne.jp/asahi/shinqma/tommy/index.html)
の院長のブログです.
・鍼・灸・マッサージ・按摩・指圧を初め, 広く, 東洋医学や健康, 人としての生き方等に関して, 日頃感じている事を書いて行きます.
・なお, 診療予約時, 「このブログを読んだ」 と言って戴いた患者さんは, 初診料が半額となります.
・往診も承っております.
・心や身体に関する悩み事など, 何でもお気軽にご相談ください.
(E-Mail : tadashi.fukutomi@tcat.ne.jp)
・English speaking clients are welcomed!
・Premium Healing Oil Massage is available!
・学割適用始めました.
・モニター希望者募集中. (詳細お問合せ下さい.)