(1387) 肺への癌転移, そのメカニズム2013/12/12 02:11

東京女子医科大学の丸 義朗教授らは, 癌細胞が肺の血管を通り抜けて転移する仕組みの解明に成功している.

細胞同士をくっつける 「エフリン A1」 と呼ぶ蛋白質が, 癌細胞が作る酵素によって分解されると, その働きを変え, 血管の細胞同士の結合を壊すという.

血管では, エフリン A1 が, 別の蛋白質と結びつき細胞を接着させているのである.

一方, 癌細胞もエフリン A1 を分泌しており, これが酵素で分解され細胞外を漂う様になって, 血液中に流れ込み, 肺の血管細胞同士の結合を弱め, 癌細胞を通り抜け易くするという.

実験では, 癌細胞を植えたマウスに, バラバラになったエフリン A1 の働きを抑える抗体を注射した処, 癌細胞の肺への転移が起こらなくなったらしい.

エフリン A1 の働きを抑制した場合のデメリット (副作用) も含めて, その詳細が解明出来れば, 癌の転移予防は意外と早期に実現する事になるのかもしれない.

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