(1416) 老後とはこんなもの?2014/01/10 04:13

先般, 京都府立医科大学の吉川 敏一学長が, こんな一文を寄せていた. (日経夕刊 「抗加齢を学ぶ」)

年老いてくると, 出来るだけ長く生きたいと思う様だ.

あの人の年になればもう十分だとか, 長生きしなくても満足だ, などと若い間は広言している.

処が, いざ自分がその年になってみると, 未練が残る様だ.

そうは言っても何時かは死ななくてはならない. 心の準備が必要だ.

年をとると, 足腰は弱る. 少し動いただけでも疲労が残る. 病気がちになり, 苦痛が増え, 子細な事でも心配になる.

年だから, これ位は仕方がないとは思えないらしい.

そこで, 年を取ってからの心構えを持っておきたい.

長い間頑張ってきたのだ. 晩年位はゆっくりしても良いだろう. 周囲に気を使わず, 自由に生きよう.

行きつけのレストランや喫茶店で飲食を楽しんだり, 音楽を聞いたり. 何時でも気軽に相談できる医者を友人に持つのも良い.

生まれてきた時も 1 人だし, 死ぬ時も 1 人だ. 時が経てば思い出も薄れ, 何れは忘れ去られてしまう. 思い出のアルバムなども, 孫か曾孫位で捨てられるに違いない.

寂しさにめげず, こんなものだと思って老後を淡々と楽しんで行こう.

以上, 吉川先生の主張は良く理解出来る.

然し, それでも尚, 「心の準備」 が出来かねる人が少なくないのが現実なのではないだろうか?

また, 健康長寿で 100 歳を超える, 所謂 「センテリアン」 を見ていると, その人らしい 「生き甲斐」 となる目標を持っている人が多い様だ.

ストレスには, 所謂, いいストレスと良くないストレスの 2 種類があって, 「生き甲斐」 などは前者のいいストレスに相当する.

ストレスマネジメントに長けた人である事が求められている様に思うのである.

Have a nice day!
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