(1422) 日記に映る心の状態2014/01/16 02:46

これまで本ブログで何度か紹介した, 国立精神・神経センターの大野 裕さんが日経夕刊に毎週金曜日に連載している 「こころの健康学」 にこんな話を載せている.

年が改まって, 日記を付け出した人がいるかもしれない.

私も思春期の頃は, 正月になると日記を付けようと考えて, 毎年, 色々なタイプの日記帳を買い込んだものだ.

尤も, 三日坊主の私の事だから, 暫く経つと書くのを止めてしまっていたので後悔している.

日記には, 毎日の生活を振り返ったり, 自分の記録を残したりする役割があるが, 研究としてはナン・スタディがよく知られている.

ナンと言うのは尼僧の事だ.

修道院で生活している尼僧が書いた日記の内容を長年に亘って調べた研究で, "プラスの内容が多い日記を書いた尼僧は, そうではない尼僧に比べると病気に罹る割合が低く, 長生きをしていた" という結果が得られている.

病気になるか如何かに, 生活習慣が影響する事はよく知られている.

暴飲暴食, 喫煙, 飲酒などの不摂生をすると, 当然病気になる可能性は高くなる.

然し, 修道院の生活は皆同じだ. 集団で生活しているから, 起床時間も就寝時間も, 食べるものも, 恐らくは活動量も, そんなに違いはない.

だとすると, 生活習慣が病気や寿命に影響を与えている可能性は低い.

恐らくは, 現実をどの様に見ているか, "それぞれの人の心の状態が体の状態に影響を与えた" のだろう.

その様な研究を思い出しながら日記を付けてみても良いだろう.

以上であるが, それにしても "ナン・スタディ" とはなかなか面白い研究である.

「病は気から」 と言われているが, その一端を裏付ける研究である様な気がするのである.

Have a nice day!
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