(1516) 脾, 旺んなれば邪を受けず2014/04/20 00:31

鍼灸の世界では, "五臓六腑の一つである 「脾」 が盛んであれば免疫力が強く, 邪気を受け付けない" と古来から考えられてきた.

また, 「臍は神気往來の門なり. 人の寿相, 臍を相して知るべし」 とか「臍少にして浅き者は夭折なり」 とも言われ, 臍 (とその周り) に脾の反応が現れてくる.

処で, 臍は, 東洋医学的には 「神闕 (シンケツ)」 と呼ばれている経穴である.

闕とは門の事で, 神闕と言うのは 「精神の交通する門」 と言う意味である.

これは胎児が母親と臍の緒を通じて栄養分を吸収し, 精神も形成される事に由来すると言われている.

また, 神闕は, 別名 「気舎 (気 = 生命エネルギーの宿舎)」 とも呼ばれているが, 神闕の穴下には小腸があって, 内臓と密接に連絡している事から, 温陽・回陽救逆の要穴となっている.

私は,下痢や腹痛, 便秘など消化器系の疾患は勿論, ショックを初めとする精神神経系や不妊症や月経不順などの婦人科系の疾患に, よく「臍への塩灸」を患者さんにやって治療するのは, 上紀の様な背景があるからである.

神闕については, 何れ, 後日, 稿を改めて紹介してみたい.

Have a nice weekend!
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