(1537) 違いを受容する事2014/05/11 02:39

かの有名なフレンチシェフの三国 清三さんが, 日経夕刊 「あすへの話題」 にエッセーを連載している.

前回は 「違いを理解」 と題して, 次の様に書いておられる.

日本とフランスの違いは随所に感じる. 最たるものは水だろう.

ミネラルウオーターが身近になった今、フランス産 (硬水) と日本 (軟水) の水を飲み比べ, 違いを体感済みの方も多い筈だ.

だが, その違いはカルシウムやマグネシウム塩など含有成分の話だけにとどまらない.

例えば, 魚の処理の仕方の違いなどにも及んでいる.

フランスでは捕った魚は氷水につけて自然死させる 「のじめ」 が主流だが, 時間が経つと鮮度は落ち, 臭いやぬめりが発生する.

だが硬水がそこで俄然威力を発揮する. 臭いやぬめりを綺麗に洗い流して呉れるのだ. 軟水だとなかなかそうは行かない.

一方, 日本では 「いけじめ」 もある. 活魚の鰓蓋の中にある頭の骨と中骨の繋ぎ目, それに尾の付け根を切り, 血抜きする方法だが, これだと鮮度や身のコリコリ感が持続するため, 刺し身で食べる場合は, もってこいだ.

フランス産の一部のブドウが日本産より, 香りたつのも栽培方法に加え, 土壌の乾燥度合いが高いから.

「みずみずしい」 という言葉を持つ日本に対し, フランス人が 「水っぽい」 とコメントしたら, マイナス評価である事が多い.

まさにお国柄だが, 何れの違いも, 理に適っている事を忘れてはいけない.

善し悪しだけで判断せずに, 先ずは違いを理解する事が重要だ.

硬水か軟水か. 水が違えば調理の仕方も違ってくる.

世界無形文化遺産に登録された和食だが, 日本で作る和食と, 欧米で作る和食が同じである筈がない.

違いを受容する事が, 新たな楽しみへとまた繋がって行く.

以上, 三国さんはこの様に, 含蓄のある事を言っておられるのであるが, 一口に, 「違いを受容する事」 と言っても, 言うは易く...なのである.

何も食に限った話ではない. 例えば, 中国やウクライナに代表される民族紛争もそうだ.

家族や職場においても同じ事が言える.

違いを受容するには, 或る意味, 「こころの健康」 が必要なのだ, と私は常々感じている.

本日のカット写真提供 : 下平 宏 氏 (カワセミ・シリーズ : 求愛給餌)

Have a nice weekend!
--------------------------------------------------------
・この 「健康小話」 のブログは, はり・きゅう・マッサージ トミイ
(http://www.ne.jp/asahi/shinqma/tommy/index.html)
の院長のブログです.
・鍼・灸・マッサージ・按摩・指圧を初め, 広く, 東洋医学や健康, 人としての生き方等に関して, 日頃感じている事を書いて行きます.
・なお, 診療予約時, 「このブログを読んだ」 と言って戴いた患者さんは, 初診料が半額となります.
・往診も承っております.
・心や身体に関する悩み事など, 何でもお気軽にご相談ください.
(E-Mail : tadashi.fukutomi@tcat.ne.jp)
・English speaking clients are welcomed!
・Premium Healing Oil Massage is available!
・学割適用始めました.
・モニター希望者募集中. (詳細お問合せ下さい.)