(1551) 稀勢の里への応援歌2014/05/25 02:59

大相撲夏場所の 12 日目の, 白鵬と稀勢の里による, 1 敗同士の対決は, 白鵬が稀勢の里を一気に寄り切った.

この 1 年, 両者の対決は数々の好勝負を生むと同時に 「待った」 の応酬になるのが通例だった.

この日も稀勢の里が 2 度つっかけて仕切り直し. 少しでも早く起って優位に立ちたいという気持ちの焦りか, 或いは, 横綱の苛立ちを誘おうとの心理戦だったかは分らないが, 平常心を失ったのは自分の方だったのだ.

西の支度部屋の風呂場からは, 「クソーッ!」という稀勢の里の叫び声と, 風呂桶か何かが乱れ飛ぶ音が聞こえたと言う.

優勝を左右する一番に, 力を出し切れなかった自分への苛立ちと不甲斐なさとがさせたのだろう.

「白鵬に合わせて立ちすぎ. 稀勢の里の上体が上がってしまった」 と北の湖理事長がコメントしていたが, 稀勢の里が立ち会いに 「待った」 を掛けるのは, 何も白鵬戦に限った事ではない.

他の力士との取組でも 「待った」 を多発する稀勢の里には, 立ち合いの潔さが見られない.

相撲は 「心・技・体」 と言われる.

大関の地位を張っているからには, 「心・技・体」 いずれも, それなりのものを有してはいるのだろう.

然し, 稀勢の里が 「横綱候補」 と期待されてから何年経ったのだろうか?

以前にも, 何度か, 応援の心算で, 稀勢の里を本ブログで取り上げた.

四股・摺り足・テッポウなどの基本が今一, 稽古嫌い, 腰高と脇の甘さが相変らずと言う訳で, "体" はともかく, "技" も未だまだ未完成と言える.

彼の四股の踏み方をみれば, 如何に四股を踏んでいないかが判る. それは, 人気者の遠藤の四股を踏む姿と較べてみれば一目瞭然である.

そして, 何よりも肝心の "心" が拙いままだ. それが呼吸を合わせられない稀勢の里の 「立ち合い」 に如実に顕れていると思うのである.

双葉山は総ての勝負に於いて 「受けて」 起ったと言われている. そこまでは要求しないにしても, "心" を鍛え上げなければ, 稀勢の里の横綱はないだろう.

一度やそこら優勝した位の "甘い" 基準で横綱になど推挙して貰っては困るが, かと言って, 稀勢の里には宝の持ち腐れになどなって欲しくない, と切に願うものである.

Have a nice weekend!
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