(1619) 流行るご当地ビール2014/08/01 03:01

梅雨が明けたと思ったら, 途端に猛暑の夏が続いていて, 熱中症で倒れ, 救急車で運ばれる人の数も急増している様だ.

これだけ酷暑が続くと, 夕食の冷えたビールの喉越しが何とも言えない.

昨今, 日本ではノンアルコール・ビールなるものが人気を呼んでいる様で, ビールメーカー各社が新製品の開発を競っている.

また, 地方に行くと, 地ビールを最近は大分目にする事が出来る様になっている.

地ビールと言えば, かつて宮仕えをしていた頃, 出張先の欧米で, 実に様々な地ビールを楽しんだものだ.

ベルギーだったと思うが, チェリーを原料に用いたピンクのビールまで出て来たが, それがなかなか美味しいのには感激した記憶がある. 

然し, 現地で美味しいと思った銘柄をお土産に買って帰国後飲んでみると, 現地で味わった程の美味しさが感じられない事がある.

理由は, 気候にあると思う.

現地の地ビールの味は, その土地の "湿度" と密接な関係があるのではないかと考えている.

さて, 夕食にビールを楽しみながら, 日経を眺めていたら, 夏本番を迎えた香港で, クラフトビール (地ビール) の人気がジワリと広がっている, と言う記事が目に留まった.

高い地価や用地不足がネックとなり, 地場のビール会社が育たなかった不毛の地に, 若手の起業が相次いでいると言う.

香港島の南岸, ラマ島との海峡を望む工業団地の古びたビルの一画に, 小さな醸造所がある.

ブランド名は 「ヤングマスター・エール (少爺麦啤)」. 古い香港映画に因んだ名前で, 隔週土曜日には見学客も受け入れている.

創業したのは, インド出身のロヒット・デューガーさん (34).

米国の大学を卒業した後, 米ゴールドマン・サックスで投資銀行業務に携わっていたが, 3 年前に香港に転勤になって驚いたのが 「地元のクラフトビールが全くない事だった」.

米国でビール造りを趣味として楽しんでいたデューガーさんは, 市場調査を重ねたうえで, 香港での起業を決断.

食品衛生当局を説得して免許を取得し, 香港中を探し回って今の場所を見付けた.

今では 5 - 6 種類のビールを製造しており, 抹茶やソバの風味を加えた軽やかな味わいの 「チャチャ・ソバ・エール」 は人気商品の一つだ.

シャングリラホテルなど一流ホテルのバーにも商品を卸している.

「この 3 年間で環境は全く変り, レストランやバーはクラフトビールの品揃えにも気を配る様になった. 香港は今アジアで一番勢いのある市場だ」 とデューガーさんは語っていると言う.

香港では宴会を除けば食事と共にお酒を楽しむ習慣は薄く, 1 人当りのビール消費量は日本の半分程度.

カールスバーグやサンミゲルなど海外メーカーの製品がシェア上位を占めてきた.

だが最近はビアフェスティバルが開かれるなど, クラフトビールの愛好者は増えつつある.

中国と世界の結び目となってきた香港に, 新しい食文化がまた根付こうとしている.

と, 以上の如く, 紹介されていた.

私が香港を訪れた頃とは大分情勢が変って来ている様だが, 地ビール人気は世界的な潮流なのかも知れない.

ともあれ, 喉越しを潤す美味しいビールに感謝出来るのも, 日本が平和だからこそ. 平和な日本に乾杯!

Have a nice day!
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