(1672) 生存競争が真因!?2014/09/23 02:01

京都大学霊長類研究所の松沢 哲郎教授らの発表によると, チンパンジーの雄による殺し合いは, "食料と異性の奪い合い" で起きていると言う.

従来は, 人間による森林伐採・狩猟などから来る "ストレス" が原因と見られていたが, 如何やらそうではないらしい.

チンパンジーが殺し合う要因は, 人間の存在は関係なく, 元々持つ "本性" だ, と松沢教授らは考えていると言う.

チンパンジーとその近縁種のボノボと呼ばれるサルについて, 同腫で殺し合った 152 の事例を分析した結果である様だ.

雄が多いチンパンジーの群れは, 他のチンパンジーを襲う例が多く, 限られた食料と雌を奪い合う場面で見られた.

一方, 森林伐採や狩猟など人間による行為の影響は見られなかった.

生物界では Struggle for Existence と言う自然の摂理が生きていると言う事なのであろう. 

人間も含めて, 地球上の生き物にとっては, 先ず, 「生きる事 (食べ物の獲得), 種を保存する事 (雌の獲得)」 が何よりも優先されると言う事が証明された訳だ.

興味ある結果であると思う.

Have a nice hoiiday!
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