(1732) 西洋ハーブを大衆薬に ― 2014/11/22 02:53
日経によると, 欧州の伝統薬に使う 「西洋ハーブ」 を取り入れた一般用医薬品 (大衆薬) が日本で広がって来ていると言う.
エスエス製薬が, 昨年, 日本初の西洋ハーブ薬を発売したのに続き, ゼリア新薬工業も, 今秋, 月経前の症状を抑える薬を発売したのに続き, 更に, 腸の異常を和らげる製品も発売の準備を進めている由.
西洋ハーブとは, 人体に有用な成分を持つ, 主に欧州原産の植物を指す.
漢方薬と同様, 植物の成分をそのまま医薬品に使うため, 化学合成した物質を使う薬に比べて副作用など, 体への負担が少ないと考えられている.
漢方薬は, 多い場合で十数種類の薬草を配合するのに対し, 西洋ハーブ薬は 1 種類から 3 種類ほどと言われている.
欧州では, 欧州医薬品庁がハーブの効能や品質管理, 製造工程を定めているが, 病気の根本治療よりも症状を和らげる効果が大きいため, 医療用医薬品 (処方薬) よりも, 一般用医薬品 (大衆薬) に多く使われているのが現状の様だ.
ゼリア新薬が発売する 「プレフェミン」 は, 月経の 3 - 10 日前から精神状態が不安定になったり, 乳房が痛くなったりする症状を改善するとされる.
女性のホルモンバランスを調整する効果のある, 「チェストベリー」 の乾燥エキスを有効成分とする. 18 歳以上が対象で 1 日 1 回, 服用する.
同社は, 便通異常などの症状が現れる過敏性腸症候群 (IBS) を治療する 「コルペルミン」 の販売承認も日本で申請済みと言う.
同藥は, ペパーミントの葉から抽出した油成分で, 精神の緊張状態を和らげる効果がある 「ペパーミントオイル」 を使っている.
日本に IBS の患者は約 1 千万人いると見られるが, 大衆薬は販売されていなかったのである.
ゼリア新薬は, この他にも複数の開発を進めており, 西洋ハーブを使った大衆薬をシリーズ化して行く計画の様だ.
欧州では風邪薬や胃腸薬, 血液循環の改善薬など, 西洋ハーブを使った多様な効能の大衆薬が広く流通しており, 処方箋が必要な医療用医薬品も含め, ドイツでは薬局で販売する医薬品の 2 割を西洋ハーブ薬が占めていると言われている.
日本では, 厚生労働省が, 07 年に西洋ハーブを使った大衆薬を開発する際の指針を定めた事で開発が本格化したと言う背景がある.
エスエス製薬が第 1 号として足の浮腫みを改善する薬 「アンチスタックス」 を昨年 6 月に発売しているが, 大正製薬も開発を進めていると言われている.
日本では女性を中心に, 漢方薬など体に負担の少ない自然由来の薬への需要が高まっており, 漢方の医療用医薬品を売るツムラの売上高は 13 年度までの 5 年間で 2 割伸びたと言う.
以前, 本ブログで触れた様に, 漢方薬の国産化も進展している.
Have a nice weekend!
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・この 「健康小話」 のブログは, はり・きゅう・マッサージ トミイ
(http://www.ne.jp/asahi/shinqma/tommy/index.html)
の院長のブログです.
・鍼・灸・マッサージ・按摩・指圧を初め, 広く, 東洋医学や健康, 人としての生き方等に関して, 日頃感じている事を書いて行きます.
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(E-Mail : tadashi.fukutomi@tcat.ne.jp)
・English speaking clients are welcomed!
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エスエス製薬が, 昨年, 日本初の西洋ハーブ薬を発売したのに続き, ゼリア新薬工業も, 今秋, 月経前の症状を抑える薬を発売したのに続き, 更に, 腸の異常を和らげる製品も発売の準備を進めている由.
西洋ハーブとは, 人体に有用な成分を持つ, 主に欧州原産の植物を指す.
漢方薬と同様, 植物の成分をそのまま医薬品に使うため, 化学合成した物質を使う薬に比べて副作用など, 体への負担が少ないと考えられている.
漢方薬は, 多い場合で十数種類の薬草を配合するのに対し, 西洋ハーブ薬は 1 種類から 3 種類ほどと言われている.
欧州では, 欧州医薬品庁がハーブの効能や品質管理, 製造工程を定めているが, 病気の根本治療よりも症状を和らげる効果が大きいため, 医療用医薬品 (処方薬) よりも, 一般用医薬品 (大衆薬) に多く使われているのが現状の様だ.
ゼリア新薬が発売する 「プレフェミン」 は, 月経の 3 - 10 日前から精神状態が不安定になったり, 乳房が痛くなったりする症状を改善するとされる.
女性のホルモンバランスを調整する効果のある, 「チェストベリー」 の乾燥エキスを有効成分とする. 18 歳以上が対象で 1 日 1 回, 服用する.
同社は, 便通異常などの症状が現れる過敏性腸症候群 (IBS) を治療する 「コルペルミン」 の販売承認も日本で申請済みと言う.
同藥は, ペパーミントの葉から抽出した油成分で, 精神の緊張状態を和らげる効果がある 「ペパーミントオイル」 を使っている.
日本に IBS の患者は約 1 千万人いると見られるが, 大衆薬は販売されていなかったのである.
ゼリア新薬は, この他にも複数の開発を進めており, 西洋ハーブを使った大衆薬をシリーズ化して行く計画の様だ.
欧州では風邪薬や胃腸薬, 血液循環の改善薬など, 西洋ハーブを使った多様な効能の大衆薬が広く流通しており, 処方箋が必要な医療用医薬品も含め, ドイツでは薬局で販売する医薬品の 2 割を西洋ハーブ薬が占めていると言われている.
日本では, 厚生労働省が, 07 年に西洋ハーブを使った大衆薬を開発する際の指針を定めた事で開発が本格化したと言う背景がある.
エスエス製薬が第 1 号として足の浮腫みを改善する薬 「アンチスタックス」 を昨年 6 月に発売しているが, 大正製薬も開発を進めていると言われている.
日本では女性を中心に, 漢方薬など体に負担の少ない自然由来の薬への需要が高まっており, 漢方の医療用医薬品を売るツムラの売上高は 13 年度までの 5 年間で 2 割伸びたと言う.
以前, 本ブログで触れた様に, 漢方薬の国産化も進展している.
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