(1737) 仲良し時間2014/11/27 02:06

作詞家の阿木 燿子さんによると (日経夕刊 「あすへの言葉」), 82 歳の今なお, 聖心女子大のゼミを持ち, エッセイストであり, セラピストでもある鈴木 秀子さんの著書 『死にゆく者からの言葉』 に, 次の様な事が書いてあるそうである.

「仲良し時間」 は死の間際に訪れる. (その人の人生や, 周囲の人と和解をするための時間, それが, 著者の言う 「仲良し時間」 らしい.)

蝋燭が燃え尽きる寸前, 一瞬, 炎を高くする様に, 死に行く人が突然, 生き生きとする事がある. 元気そうに喋り, 振る舞う.

その時, その人は, やり残した事, 言いそびれていた事を周囲に伝える.

その時, 大事なのは, その人の話に耳を傾け, ただただ受け止める事だという.

臨終間際, 人は自分の死が近い事を悟ると, 心に積もったチリを吐き出したいと願うものの様だ.

それが出来た人は, 安らかに旅立てる. 逆に何かの理由で仲良し時間が持てなかった人は, 心残りのままだ.

安らかに旅立つために, 仲良し時間を持つ事が必要だとすれば, その様な貴重な時間を持てる人はこの世の中にどの程度存在するのであろうか?

また, 偶然 (?), その様な 「こころの想い」 を聞く機会に巡り会った人は, それを, ただただ 「受け止める」 事で済まされるのであろうか?

私は, 答えに窮するばかりだ. (引用終り)

処で, 私事に亘って恐縮ではあるが, 母が亡くなって来月で 1 年になる. 母は 「仲良し時間」 を持つ事が出来たのであろうか?

今となっては知る術もない, が, 親不孝の身を恥じ入るのみである.

Have a nice day!
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