(1890) 制御性 T 細胞2015/04/29 03:01

大阪大の坂口 志文教授らは, ウイルスなどから体を守る免疫が働き過ぎるのを抑えるブレーキ役の細胞に新しい機能がある事を突き止めたと言う.

ウイルスなどを攻撃する免疫細胞は, 健常な人では自分の細胞は攻撃しない.

攻撃する細胞が出現しても「制御性 T 細胞」という免疫細胞が盾となって防ぐからだ.

坂口教授らは, 自己免疫疾患の一種である "白斑症" の患者らの免疫細胞について調査を行っている。

すると, 制御性 T 細胞は攻撃を防ぐだけではなく, 攻撃する細胞を無力化している事が分ったと言う.

制御性 T 細胞の働きを制御する事で, 関節リウマチの治療や癌細胞を攻撃する免疫細胞を増やす事などが可能になると見ている.

即ち, 関節リウマチなど免疫の異常で起きる自己免疫疾患や癌の治療法開発に役立つとしている.

自己免疫疾患は未解明な分野が多いが, 「制禦性 T 細胞」 はもっと解明されて然るべきなのかもしれない.

Have a nice day!
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