健康小話

大阪大の中野 珠実准教授 (神経科学) の発表によると, 喫煙でﾆｺﾁﾝ依存症になり易いか如何かを, 瞬きの回数から推測出来る可能性があると言う.

中野准教授は, ﾆｺﾁﾝと結合する脳の 「ﾆｺﾁﾝ受容体」 を作り出す遺伝子に着目している.

これまでに, 日本人の半数近くは, この遺伝子の 1 カ所で通常の配列と違う塩基に置き換っているが, ｱｼﾞｱ人では置換があると依存症になり難い傾向がある事が報告されている.

そこで, 置換がある人, 無い人, それぞれ約 50 名ずつに, 映画を 5 分間見せて実験した処, 置換がるある人は瞬きの数が約 3 割多い事が判明したのである.

瞬きの回数は個人差が大きく, 1 分間に数回の人もいれば 40 回以上の人もいた様だ.

中野准教授は 「診断の指標として利用出来るかも知れない」 とｺﾒﾝﾄしている.

それはともかく, ﾆｺﾁﾝ依存症になるか否かより, 要は, 百害あって一利なしのﾀﾊﾞｺなど初めから吸わないに越した事はない, と思うのだが....

Have a nice weekend!
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