(1975) ピンボケ? それともポーズ?2015/07/23 02:35

安倍サンが連日, テレビの報道番組に出演し, 安保関連法案の衆院通過後の内閣支持率低下について 「厳しく受け止めている. 誤解を解くよう努力したい」 と語っている.

時には, パネルも使い, 日本と米国を表す家が放火にあったと言う例え話をして 「町内会で戸締まりをちゃんとやって未然に戦争を防ぐ法律だ」 と解説を加えたりしている.

でも, それは些かピンボケな対応では?

安保関連法案改正の "必要性" は多くの国民が認める処ではないか?

問題は, 憲法違反との疑惑が一向に解明されておらず, 今回の改正法案には憲法を逸脱している部分があるからではないのか? と言う点にある.

もっと分り易く言えば, 「専守防衛」 の範囲を超えている部分があるのではないですか? と言う事なのである.

安倍サン, 踏み込み過ぎて, 在るべき範囲を逸脱している処がありませんか?

因みに, 池上 彰氏がこんな事を言っている. (7/20 付, 日経 「池上 彰の大岡山通信」)

委員会審議の打ち切りを前に, 安倍首相は, 平和安全法制について,
「残念ながら国民の理解が進んでいる状況ではない」 と発言しています.

これは驚くべき発言です.

委員会審議に十分な時間を掛けたと言う時には, 「だから国民の理解が深まった」 と言う含意がある筈です.

それが存在しない事を自ら認めたのですから.

これでは 「審議時間をたっぷり取ったから, もういいだろう」 と言う論理 (理屈?) があるだけです.

今回の委員会採決は, 民主主義のルールから言えば, 必ずしも否定できないプロセスです.

でも, 安倍首相の発言は, その民主主義のプロセスを自ら否定している事になりかねません.

Have a nice day!
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