(2032) 肥満を促す蛋白質2015/09/18 02:58

太り易さに関わる体内の蛋白質を特定し, その働きを抑えると太り難くなる事を京都大などのチームがマウスで解明している.

肥満の鍵になると見られるこの蛋白質は 「ニューデシン」 と呼ばれる.

チームによると, 細胞間の情報伝達に必要な分泌性因子と呼ばれる様々な蛋白質の中に, 肥満に関係するものがある事が既に知られており, この中から新たにニューデシンを特定する事に成功したのである.

遺伝子を操作して, ニューデシンを作れない様にしたマウスに高脂肪の食事を与えると, 約 3 カ月後に体重は約 30 グラムになった.

一方, ニューデシンを持つ通常のマウスは, 同じ食事で約 40 グラムになったため, ニューデシンは太り易さに関わると判断した様だ.

チームは, ニューデシンが脂肪の分解を促す交感神経の働きを抑え, エネルギー消費を抑制した結果, ニューデシンを持つマウスは体内に脂肪が蓄積し, 太ったものと考えている.

マウスの場合,10 グラムは大きな体重差になると言う,

ニューデシンは人にも存在しており, チームの太田 紘也神戸薬科大研究員 (分子生物学) は 「肥満を抑える薬剤の開発に繋がる可能性がある」 とコメントしている.

美味しい食事は人を幸福にするものだが, 少々食べ過ぎても太らない 「痩せ薬」 が登場すれば, 食事がより楽しいものになるに違いない.

Have a nice day!
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