(2050) 心臓ホルモンで肺癌転移抑制2015/10/06 02:31

国立循環器病研究センターの発表によると, 心臓が分泌するホルモンを用いて, 肺癌の転移を防ぐ臨床研究を大阪大や東京大など全国の 9 施設で 実施していると言う.

肺癌は手術後に転移するリスクが高く, 生存率を高める方法を探る目的で, 4 年後を目処に研究成果を評価するとの事.

心臓が分泌するホルモンは ANP と呼ばれ, 普段は血管を広げて血圧を下げるなどの働きをしている.

ANP は心不全や肺癌手術時の合併症を防ぐ薬として既に使われており, 2009 - 12 年に心臓病と肺癌を併発した患者の手術に使った処, 2 年後までに癌が再発せず生き続けた人の割合が 67% から 91% に改善している.

マウスの実験では, 肺癌の転移を防ぐ効果が確認されているが, 肺癌の切除後に, 血中を漂う癌細胞が血管に張り付くのを心臓ホルモンが防ぎ, 転移を防止したと考えられると言う.

臨床研究では, 肺癌手術の直前から 3 日間, 点滴で計 250 人の患者に投与し, ホルモンを使わない同数の患者と比べ, 2 年後まで癌が再発せず生存している割合などを調べる計画との由.

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