(2286) 減塩食のススメ (1)2016/05/30 02:24

14 年の国民健康・栄養調査結果によると, 1 日当りの食塩摂取量の平均は, 男性で 10.9 グラム, 女性で 9.2 グラムだが, 厚生労働省は昨年 4月, 食塩摂取量の目標を見直している.

男性はそれまでより 1 グラム少ない 8 グラム未満, 女性は 0. 5グラム少ない 7 グラム未満としたのである.

然し, 世界保健機関 (WHO) の目標は更に厳しく 「5 グラム未満」 と設定されている.

健康意識の高まりを受け, 食塩摂取量を減らす 「減塩」 の取り組みが広がっているものの, 醤油や味噌が欠かせない和食を好む日本人には厳しい目標値で, 達成には地域ぐるみの取り組みが欠かせない

過日, そんな地域ぐるみの減塩運動の取り組みの事例が, 以下の如く日経に報告されていた.

ご当地ラーメンのスープを残す運動が始まった他, 小学校の給食を減塩食にした自治体もある.

WHO の目標量のほぼ 2 倍の食塩を摂取している日本人.

地域や家庭で如何に減塩を進めたら良いのか. 各地の動きを見てみよう.

山形県米沢市のご当地ラーメン 「米沢らーめん」.

しょうゆ味のあっさりとしたスープに細めの縮れ麺を合わせるのが特徴で, "ソウルフート" として市民に長く愛されてきた.

そんな米沢らーめんの店主らが, ゴールデンウイークから減塩運動に立ち上がった.

「うめぇげんどもスープのごすじゃぁ」. 米沢弁で 「おいしいのですがスープは残します」 という意味だ.

ラーメン店はこう書かれたプラスチック製のカードをテーブルに用意しておく. 客は食べ終って帰る際に, お盆の上にこのカードを置く. 店に対し 「スープを残すのは味が悪いからではなく減塩のため」 と意思表示する仕組みだ.

「店が丹精込めて作ったスープを残すのはストレスが溜まる」. こう話すのは米沢市の製麺業. 岸製麺の牧野 元社長 (62) だ.

牧野社長は 6年前に脳梗塞で入院した経験を持つ. それ以降の食生活はがらりと変り, 好物のラーメンのスープも減塩の為に残さざるを得なくなった.

そんな牧野社長に声を懸けたのが, 高校の先輩で米沢らーめんをこよなく愛する会社員の笹木 洋一さん (64) だ.

市内でラーメン店が減り続ける現状を憂いていた笹木さんは 「若い人が米沢でラーメン屋をやりたいと思える環境を作りたい」 と決意. 減塩運動を米沢らーめんの認知度向上に活かそうと, 牧野社長とともに 「米沢らーめんから始める元気なまちづくりの会」 を立ち上げた.

参加店舗は現在 19 店. 50 店程度まで増やし, 町ぐるみの運動に育てる考えだ.

その先に見据えるのは 「スープまで飲み干せる減塩ラーメン」 の開発だ. 笹木さんは 「母親が安心して子どもに食べさせられる米沢らーめんを作りたい」 と意気込む.

Have a nice day!
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