(2339) 鬱病のマウス作製, 治療薬開発に弾み2016/07/22 02:44

理化学研究所の加藤 忠史チームリーダーらは, 遺伝子を操作する事で, 外部からのストレスなどを受けなくても自然に鬱病の症状を示すマウスを作り出している.

このマウスは, 興味を失ったり, 動作が緩慢になったりするなど鬱病の大部分の診断基準を満たしたと言う.

また, 原因とみられる脳の場所も突き止めた由.

研究グループは, ミトコンドリア DNA の異常によって起こるミトコンドリア病の患者が鬱状態になる事に着目したのである.

ミトコンドリア病の一種で, 目の動きが悪くなる慢性進行性外眼筋麻痺の原因遺伝子をマウスの受精卵に導入して出産させた処, 子どもは半年後に鬱状態になった.

脳を調べた処, 視床室傍核という部分に異常なミトコンドリア DNA が大量に蓄積していた.

一方, 人間のミトコンドリア病の患者の脳を調べると, 同様の異常が見付かっている.

研究グループでは, 視床室傍核が鬱病の原因の一つと見ていると言う.

このマウスを使った研究が進み, 視床室傍核の異常が鬱病発症の原因として確定出来れば, 新たな治療薬開発に期待が持てる.

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