健康小話

京都大学霊長類研究所の友永 雅己教授らは, ﾋﾄやｻﾙの赤ちゃんが睡眠中に微笑む仕種を繰り返す事で, 成長後に使う顔の筋肉を鍛えている, とする新説を発表している.

赤ちゃんの笑顔は, 口角を上げたり, 表情を大きく変えたりする訓練になるとの見解だ.

ﾆﾎﾝｻﾞﾙを観察したが, ﾋﾄにも当て嵌まると言う..

従来, ﾋﾄの赤ちゃんは, 守りたいと思わせる為に微笑むと考えられていた.

微笑の起源に迫る成果と言う.

京大は生後 4 - 21 日の 7 頭のﾆﾎﾝｻﾞﾙの赤ちゃんを観察. 浅い眠りで 1 時間当り約 40 回微笑んだ.

ﾆﾎﾝｻﾞﾙやﾁﾝﾊﾟﾝｼﾞｰは, 成長後、楽しい時に口を開けたり, 力関係を確認する時に歯を剥き出したりする.

豊かな表情を作るには顔の筋肉を鍛える必要があるが, 成長した子ｻﾞﾙにはその様な仕種はみられない.

そこで, 赤ちゃんの時に訓練していると結論付けた由.

個人的には, 従来説を全く切り捨ててしまう必要もないのではないか? とも思うのだが, 如何なのだろうか.

Have a nice day!
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