(2506) 感染症, 5 分で判定2017/01/05 02:18

大阪大学と東芝は, インフルエンザなどの感染症を従来の 100 分の 1 以下の 5 分で検査出来る新技術を開発している. 

2020 年に国内で検査装置を売り出す予定と言う.

当該検査装置は, 独自に開発したセンサーを用いてウイルスの形状を見極め, 5 分程度で判別する事が可能になる.

現在主流の遺伝子を増幅する方法では 8 時間程掛っていたらしい.

東芝はメディカル事業をキヤノンに売却する事を決定した為, 実用化した商品の販売会社は現時点では未定だが, 検査に使う中核部分の半導体チップは東芝が生産して供給すると言う.

また, コニカミノルタなども感染の初期段階から判定出来る技術を確立している.

感染直後に高い精度で発症の有無が把握出来れば, 二次感染を抑え患者を大幅に減らせる様になる.

細菌やウイルスによる感染症は自覚症状が出ないと病院に行かない例が多い.

特に新興国などでは治療が遅れて重症になりがちだった.

コニカミノルタと東京都医学総合研究所 (東京・世田谷) などは, 妊娠の有無を判断する簡易検査技術を大幅に改良して, インフルエンザの検査装置を開発している.

高性能の蛍光色素を使ったチップを光学技術を応用した読み取り装置で判別する由.

蚊が媒介するジカ熱やデング熱にも応用出来ると言う.

これまで発症後 1 - 2 日の患者しか判別出来なかったが, 12 時間以内でも対応出来る.

17 年度にも新興国向けに検査装置を実用化する. 検査キットは 1 個 1000 円程度になる見込み.

また, 静岡大学と浜松医科大学も, 妊娠検査技術を応用して鼻水からウイルスを短時間で検知する技術を開発している.

鼻水に含まれるウイルス量は微量で検出が難しかったが, 金の微粒子を使う独自の技術で検出精度を高めている.

マラリアやデング熱は全世界で年間数億人が感染し, 150 万 - 270 万人が死亡している.

インフルエンザによる死者も年間 25 万 - 50 万人いるとされている.

阪大・東芝やコニカミノルタなどは, 得意とする半導体や光学技術を活かしている.

低コストの検査技術が普及すれば, 世界で深刻化する感染症の対策に弾みがつきそうだ.

Have a nice day!
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