(2551) パーキンソン病起こす線維, 分子の動きを解明2017/02/19 01:46

パーキンソン病の原因と見られる蛋白質の集合体 「アミロイド線維」 に, 中性子ビームを当て, 原子・分子レベルの動きを解明したと, 量子科学技術研究開発機構や鳥取大などの研究チームが発表している.

構造の解析から, 蛋白質の集合が自発的に進み易い事が分り, 発症に至る仕組みの解明に役立てる事が出来ると言う.

パーキンソン病は中脳の黒質の細胞で 「α-シヌクレイン」 と呼ばれる蛋白質が線維状に集合し, アミロイド線維を形成する結果, 脳機能に障害が生じ, 手足の震えや歩行困難などの症状が出る, との見方が有力になっている.

けれども, これまでの処, なぜ線維状に集合するのか, その仕組みが分っていない.

人のα-シヌクレインを試験管内で合成し, 水溶液を体温程度にして数日以上揺らし続けると, アミロイド線維によく似た状態になる事が知られている.

研究チームが茨城県東海村にある大強度陽子加速器施設 「J-PARC」 の装置で中性子ビームを当てて調べた処、α-シヌクレインは線維を形成した方が安定する事が判明したのである.

パーキンソン病と認知症とでは, それぞれの症状にオーバーラップする部分がある.

先ずは, パーキンソン病の治療法確率が優先されるが, 何れは認知症の治療法にも繋がるのではないかと考えられる.

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