(2600) 受精助ける物質, めしべが分泌2017/04/09 01:33

植物のめしべが花粉を受け取った後, 受精効率を高める物質を分泌していると言う.

名古屋大などの研究グループが突き止めた研究成果である.

名古屋大の東山 哲也教授 (植物細胞学) は 「雄 (花粉) をその気にさせる 『媚薬』 の様なもの. 受精効率をコントロール出来れば, 食糧の増産に繋がる」 とコメントしている.

研究グループによると, 花粉はめしべの先端に到達すると管を伸ばし, めしべの奥深くにある種のもとになる胚珠に精細胞 (精子に相当) を送り込み受精する.

グループは, 胚珠の様子が観察し易いトレニアと言う植物を使って実験.

胚珠から出る分泌物の中に, 花粉管を引き寄せる物質を仲介し, 受精効率を高める別の物質を新たに発見し, 化学合成する事にも成功していると言う.

余談になるが, 人間の場合にも 「受精効率」 を高める様な物質は存在しないのだろうか?

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