(2640) 骨溶かす場面観察, 骨粗鬆症関与の細胞で2017/05/19 02:45

骨粗鬆症や関節リウマチの発症に関与する 「破骨細胞」 が生きたままのマウスの体内で骨を溶かす場面をリアルタイムで長時間観察する事に, 大阪大の菊田 順一助教 (免疫学) らのチームが成功している.

破骨細胞は, 骨の形成とバランスを取りながら, 古い骨を分解する役割を担うが, 過剰に働くと骨粗鬆症や関節リウマチを惹き起こす.

如何働いているか, を迅速に把握する事で, 早期診断や新たな治療薬の開発に役立つ可能性があると言う.

チームによると, 破骨細胞には骨を溶かすものと, 動き回るだけで骨を溶かさないものとがある.

これまでは, 破骨細胞が蛍光蛋白質で光る様にした遺伝子改変マウスを作製する事で, 体内の何処にあるのかは分ったが, 骨を溶かしている場面を捉えるのは難しかった      .

チームは, 破骨細胞が骨を溶かす際に出す酸と反応して光る物質を開発した.

これを生きた遺伝子改変マウスに注入し, 蛍光蛋白質の光と同時に検出出来る特殊な顕微鏡を使って, 破骨細胞が移動する状況だけでなく, 骨を溶かす場面も最大 24 時間程度観察出来る様にした.

研究の今後の進展に期待したい.

Have a nice day!
--------------------------------------------------------
・この 「健康小話」 のブログは, はり・きゅう・マッサージ トミイ
(http://www.ne.jp/asahi/shinqma/tommy/index.html)
の院長のブログです.
・鍼・灸・マッサージ・按摩・指圧を初め, 広く, 東洋医学や健康, 人としての生き方等に関して, 日頃感じている事を書いて行きます.
・なお, 診療予約時, 「このブログを読んだ」 と言って戴いた患者さんは, 初診料が半額となります.
・往診も承っております.
・心や身体に関する悩み事など, 何でもお気軽にご相談ください.
(E-Mail : tadashi.fukutomi@jcom.zaq.ne.jp)
・English speaking clients are welcomed!
・Premium Healing Oil Massage is available!
・学割適用始めました.

コメント

トラックバック