(2673) 喘息発症の 「鍵」 を特定2017/06/21 02:35

喘息などのアレルギー疾患が発症する過程で, 鍵となる役割を果す蛋白質を, 千葉大の中山 俊憲教授 (免疫学) らの研究グループが特定するのに成功している.

中山教授によると, この蛋白質の作用を防ぐ抗体を喘息のマウスに投与した処, 症状が治まった事を確認した由.

また, ヒトへの投与が可能な抗体も大手製薬会社と共同で開発に成功していると言う.

抗体はステロイドに比べ, 正常な免疫細胞に与える影響が少なく, 重症患者にとって有効な治療法になり得ると言う.

喘息は 「CD 69」 と言う分子を発現した病原性免疫細胞が血管外に出て, 気管などに達して炎症を引き起こす疾患である.

今回の成果が, 広く, アレルギー疾患全般に効果がある事を期待したい

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