(2694) 収縮力が弱る心不全, 遺伝子治療で改善2017/07/12 02:57

熊本大の尾池 雄一教授らのグループは, 心臓の収縮力が弱る心不全を遺伝子治療で改善出来る事を動物実験で確認したと発表している.

ストレスを受けた時に心筋細胞から過剰に分泌される蛋白質を抑える遺伝子治療用のウイルスを投与する事で, 心臓を保護すると言う.

5 年以内の臨床試験を目指している.

研究グループは, 老化や高血圧などのストレスを受けると, 心臓の細胞から 「ANGPTL 2」 と呼ぶ蛋白質が過剰に分泌され, 心臓の収縮力が低下する事を突き止めたのである.

心不全を起こしたマウスに, この蛋白質の生成を抑える遺伝子治療用のウイルスを投与した処, 投与しなかったマウスは心臓の収縮力が 5 週間で 13% 低下したが, 投与したマウスは 6% の低下にとどまったと言う.

細胞の働きに不可欠なカルシウムの調節能力が高まり, 心臓細胞でのエネルギー産生が増した事に因るものの様だ.

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