(2733) 憲法と私2017/08/20 02:37

ここの処, 安倍サンが強く掲げている 「改憲」 論議が少し勢いを失っている. その是非は, 人により様々であろう.

脳科学者の中野 信子さん (東日本国際大学教授) が, 以前, 日経の連載コラム 「憲法と私」 欄で, なかなか興味ある意見を述べておられた. (以下引用)

私自身は憲法に不便を感じた事はありません.

憲法によって基本的人権が尊重され, 極端な格差のない社会が維持されたのは素晴らしい事です.

なし崩し的な解釈改憲は危ういと感じますが, 何事も社会の変化に応じた見直しは当然, 必要と思います.

集団的自衛権を認める安全保障関連法の議論では, 憲法違反か如何かが焦点になりました.

賛成派, 反対派ともに立場を共有する人のみの思考空間が作られ, 考えが異なる人と意見を交わすこと自体が糾弾されかねない雰囲気が生まれました.

建設的な議論が必要なのに, 内容よりも立場が優先されがちな状況に, 多くの人は失望と落胆を感じたのではないでしょうか.

脳内物質の特性からみると, 日本には共同体意識が強く, 余所者や逸脱者を排除しようと攻撃する傾向の強い人が他国より多くいます.

前例を覆したり, 自ら意思決定したりする事を好まない遺伝的資質の人も多数派です.

集団になると, 他人の顔色を窺うあまり, 異論を言えなくなったり, 逆に主張の強い人に引きずられて極端に過激になったりする現象が知られています.

私たちの様な特徴を持った共同体では特にこうした現象が強く起こります.

その結果, 誰にも望ましくない政治決定がなされてしまう事態を危惧しています.

改憲論議を始める時, まず私たち自身が自らの弱点をよく知らねばなりません. それが最重要の課題と思います. (引用終り)

戦後 72 年, 曲がりなりにも "平和" を享受出来たのは, 偏に, 平和憲法があったからである.

然し, 北朝鮮のミサイル開発, 中国の領土拡大策などを初めとし, 日本を取り巻く環境は激変している.

"なし崩し的な解釈改憲は危うい" と言う中野先生の主張には共感を覚える.

理念だけでなく, 現実的にきちんと国を守れる "平和憲法" について, 先ずは議論を尽す事が求められていると思うのだが...

好むと好まざるとに拘らず, 平和を標榜する日本の 「国としての在り方」 が間違いなく問われている.

Have a nice weekend!
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